私は2年前に若返りのための美容整形をしました。
受けた整形手術は次の7つです。
- 二重瞼切開法(瞼のたるみ取り)
- 目の下のたるみ取り(ハムラ法))
- フェイスリフト)
- 額リフト(ブローリフト))
- お腹の脂肪吸引)
- ボトックス注射)
目次
私が整形を決意をした理由
まず、私が整形手術を受ける決意した理由から書こうと思います。
美容整形などまったく必要がない美しさだったのに…
私は大学時代はモデルの仕事をしており、容姿にはかなりの自信がありました。
当時、モデル仲間や、一緒に仕事をしたことがある芸能人の多くは整形をしていました。
整形で目をくっきりとした二重瞼にしたり、プロテーゼを入れて鼻を高くしたり顎の形を整えたほうが写真写りが格段とよくなり、ステージでも映えるからです。
でも、私は整形は一切していませんでした。
整形をする必要がまったくないほどの完璧な容姿だったからです。
道を歩いていると必ず多くの人が振り返って、「綺麗」という囁き声があちこちから聴こえてきました。
仕事先でも完璧な容姿だと言って褒められることがよくありました。
なので、その頃の私はいつも自信に満ち溢れていました。
鏡の中の自分が別人のような姿に…
大学卒業と同時に結婚し、妊娠したのを機にモデルの仕事はやめて家庭に入りました。
夫は会社を経営しており、最初の頃は裕福で幸せな結婚生活を送っていました。
ところが、2人目の子供を出産した直後に夫が突然病に倒れ、会社の経営は急遽私が引き継ぐことになりました。
それからは、責任のある仕事と夫の看病と子育てに追われ、まともに眠る暇もない日々でした。
夫は長い闘病生活の末に他界し、その後は女手ひとつで子どもたちを育てました。
そして、ようやく子どもたちの手も離れ、自分の時間が持てるようになり、ふと気が付くと、鏡の中にいる自分の姿は、若い頃の自分とは別人のようになっていました。
くっきりとした二重瞼だった大きな目は、目の上のくぼみのせいで二重の線が消えてしまい、たるんで細い目になっていました。
目の下のクマとたるみとシワもひどく、そのせいでいつも疲れ果てているようでに見えました。
額にはくっきりとした深いシワが刻まれ、タマゴ型だった顔の輪郭は、頬のたるみのせいでブルドッグのような形になっていました。
体型もずいぶん変わってしまいました。
体重は若い頃とあまり変わっていないのに、出産するたびにお腹に脂肪がついていき、いつのまにか下腹部だけがぽっこりと出たアンバランスな体型になっていました。
私はどうしてこんなに醜くなってしまったんだろう…。
鏡を見るたびにそう思い、死にたいほど憂鬱な気分になりました。
若い頃はあんなに化粧映えする顔だったのに、どんなに頑張ってお化粧をしても綺麗にはならず、頑張れば頑張るほど醜さが際立ってしまうので、お化粧をするのもいやになりました。
服も目立たない地味なものしか着なくなり、髪型にも気を使わなくなり、私はさらに老けこんでいきました。
あらゆるアンチエイジングを試したけど若返りの効果はなく…
自分では、老けてしまった自分の容姿を醜いと思っていましたが、周囲の人は私のことを若くて綺麗だと言ってくれました。
今思うと、その頃の私の容姿は年齢相応、あるいは、それよりも4、5歳ぐらいは若く見えていて、同年代の人に比べたらまだまだ綺麗なほうだったのかもしれません。
でも私の頭のなかには、同年代の人の容姿と自分の容姿を比較するというような発想は一切ありませんでした。
私が比較の対象にしていたのは、若いころの自分です。
若いころの輝いていた自分の姿と、鏡に映っている今の自分の姿を比較して、私は嘆き悲しんでいたのです
若い頃のような美しさを取り戻したい。
こんな老けこんだ醜い姿では生きていても仕方がない。
そんな思いに取り憑かれたようになってしまい、沢山のお金と時間を費やしてあらゆるアンチエイジングを片っ端から試しました。
でも、どれも若いころの美しさを取り戻せるほどの効果はありませんでした。
整形手術で受けて美貌を取り戻す決意を…
そんなあるとき、アンチエイジングに関する書籍を探すために本屋に行くと、ミセスのファッション雑誌の表紙を飾っている美しい女性の写真が目に留まりました。
それは、かつてのモデル仲間の1人でした。
彼女は私がモデルの仕事をやめたあともずっとモデルを続けていましたが、30代になった頃に女優に転向し、映画やドラマなどでよく見かけるようになりました。
私がモデルをしていた頃は、彼女とよく一緒に遊びました。
同じモデルクラブに所属していて、年齢も同じだったので、どんなことでも気兼ねなく話せる仲でした。
当時の彼女は、自分の容姿に大きなコンプレックスを持っていました。
長身でスタイルもいいのですが、顔のパーツが地味で垢抜けない印象だったため、モデルの仕事も田舎の旅館のパンフレットやスーパーのチラシなどのような仕事しか彼女のところには回ってきませんでした。
彼女はいつも私の容姿を羨ましがっていて、お金がたまったら整形したいと言っていました。
そして彼女は、お金をためるためにモデル事務所には内緒でホステスのバイトをして整形資金を作り、目と鼻と顎を整形しました。
実際に整形しているモデルや芸能人の素顔をよく身近で見ていた私は、整形顔の特徴をよく知っていたので、彼女の顔はどう見ても整形バレバレの不自然な顔だとしか思えませんでした。
でも彼女は世間からは日本人ばなれした美人なモデルとしてもてはやされるようになり、テレビのCMの仕事も次々と舞い込み、一気に売れっ子のモデルに駆け上がりました。
当時の私はそんな彼女のことを、所詮は整形で誤魔化しているインチキ美人だと、心のなかで密かに見下していました。
彼女はおそらくその後も整形のメンテナンスを重ねているようで、その雑誌に載っている彼女の顔は、若いころとほとんど印象が変わっておらず、逆に美しさが増しているようでした。
私は、整形で美しくなるなんてインチキだとずっと思っていました。
整形特有の造花のような不自然な美しさも毛嫌いしていました。
でも、もう自分には整形に頼る以外に若いころの美貌を取り戻す方法はないと、そのとき思いました。
勝ち誇ったように美しく微笑んでいるかつてのモデル仲間の写真を見ながら、自分も思い切って整形手術を受けて、若いころの美しさを取り戻そうと私はそのとき決意したのです。