二重整形の埋没法はまぶたの中に糸を埋め込むことで二重まぶたを作る手術です。
手術後半年以内であれば、比較的簡単に抜糸して元に戻すことができます。
目次
埋没法の抜糸の方法
埋没法の抜糸は、まぶたに1〜2㎜ぐらいの小さい穴をあけて、そこから糸を取り出します。
埋没法の抜糸の腫れ
抜糸後の腫れはほとんどなく、内出血も2日程でほぼ消えます。
抜糸に時間がかかった場合では、内出血が1週間ほど続く場合があります。
埋没法の抜糸は手術したクリニックでしたほうがいい?
通常の埋没法の場合には手術したクリニック以外のクリニックでも抜糸ができますが、二重を長く持たせるために特殊な方法で糸を絡めているような場合や、糸をまぶたの裏側で止めてあるような場合は、手術を行ったクリニックでないと糸の場所が見つけられない場合があります。
埋没法の手術をしてから何年も経過しているような場合には、手術を行ったクリニックでも抜糸が困難な場合があります。
埋没法の抜糸をするケース
埋没法の抜糸をするのは、次のようなケースがあります。
二重のラインを解除して元の状態に戻したい場合
手術後あまり期間が経っていないような場合は、抜糸することによって元のまぶたの状態に戻すことが可能です。
あまり長い年月が経っているような場合には、抜糸しても二重のラインが消えない場合があります。
また、糸が見つけられなくて抜糸自体ができない場合もあります。
二重幅や二重の形を変更したい場合
埋没法の再手術によって二重幅や二重の形を変更が可能です。
再手術の際に、前回の埋没法の糸は見つけられた場合には抜糸しますが、見つけられない場合には抜糸をせずに再手術を行います。
抜糸できなくても、二重幅や二重の形を変更は可能です。
ただし、希望する二重幅や二重の形によっては、抜糸をして前回の埋没法で作った二重のラインを消さなければいけない場合もあります。
糸が出てきた場合
埋没法でまぶたに埋めた糸が出てきた場合には抜糸が必要になります。
とくにまぶたの裏の眼球側に糸が出てきたような場合は、眼球を傷つける可能性があるため早急に抜糸する必要があります。
眼球側に糸が出てきた場合はチクチクした痛みが出るので、自分ですぐに気が付くはずです。
まぶたの表面に糸が出てきた場合には、それほど急ぐ必要はありませんが、放置するとバイ菌に感染して炎症をおこす場合があるので早めに抜糸したほうがいいでしょう。
痛みや違和感が続く場合
埋没法は糸が出てきていなくても目がゴロゴロするような痛みや違和感に悩まされることがあります。
このような痛みや違和感が続いて不快な場合は、抜糸を考えたほうがいいかもしれません。
目が開けづらい場合
埋没法の手術によって目が開けづらくなる場合があります。
手術後1〜2カ月経っても目の開きが改善しない場合には、埋没法で埋め込んだ糸がまぶたを開ける筋肉(眼瞼)に負担をかけている場合があるので、抜糸を考えてほうがいいでしょう。
肩こりや頭痛などが続く場合
埋没法の手術後に肩こりや頭痛に悩ませることがあります。
これらの症状は抜糸によって消失することがほとんどです。
糸が感染した場合
埋没法はまぶたの中に埋めた糸が感染してまぶたが炎症を起こす場合があります。
治療をしたら炎症が治まる場合がほとんどですが、どうしても炎症が治まらないような場合には抜糸が必要になります。
糸の結び目の膨らみが目立つ場合
埋没法の手術後に、糸を埋めているところに糸の結び目の膨らみができる場合があります。
この膨らみは半年ほどで目立たなくなることがほとんどですが、半年以上たっても目立つ場合で、膨らみが自分で気になる場合には抜糸を考えたほうがいいかもしれません。
中の糸が透けて見える場合
まぶたが薄い人は、埋没法の手術をしたあと中の糸が透けて見える場合があります。
半年ほどで改善する場合もありますが、半年以上たっても改善しない場合で、糸が透けていることが自分で気になる場合には抜糸を考えたほうがいいかもしれません。
二重のラインが消えてしまった場合
埋没法の手術後何年か経つと糸が緩んできて二重が消えてしまう場合があります。
二重が消えてしまった際、糸はそのままにしておいても問題はないといわれていますが、体内に不要な異物を入れたままにしておくのは身体にとってあまりいいことではないので、再手術をする際には可能であれば抜糸してもらったほうがいいでしょう。
再手術をしない場合でも、気になる場合には抜糸を考えてもいいかもしれません。